三者の比較

では、純正品トナーも含め、それぞれのトナーにどのようなメリットとデメリットがあるのか、ということについて紹介します。まずは純正品の場合ですが、なんといってもオフィシャルなものであるため安心して利用することが出来る、ということが最大のメリットです。不具合が発生した場合についても最大限のサポートを受けることが出来るでしょう。その代わり価格については他のものに比べて高めに設定されています。

次に、海外で生産されている純正品についてです。いわゆる逆輸入品だと考えて頂いて構いません。この場合、日本国内で生産されているものに比べると価格は少し安くなっています。不具合率についてもそれほど変わりません。その代わり、購入の過程に手間がかかってしまう可能性があるなどのデメリットがあります。

最後に、リサイクルトナーの場合です。リサイクルトナーの場合、価格は上記のものに比べても最も安くなっています。不具合率は多少高いということになりますが、コストパフォーマンスのことを考えると決して悪い水準とはいえません。それぞれにメリットとデメリットがあるため、利用するトナーをどうするのかを考えておきましょう。コストダウンの際の大きな選択肢となります。

不具合率

工程が優れているからといって、やはり不具合があるかどうか、というのはリサイクル品を利用する上での懸念事項の1つです。そこでここでは、実際にリサイクルトナーを提供している会社が測定している不具合品の率について紹介します。こちらの調査によると、リサイクルトナーの不具合発生率は1%から3%ほどとなっています。低い月では1.26%、高い月でも2.02%ほどという結果となっていることが分かります。

ちなみに、純正インクトナーの不具合率も1%から2%ほどとなっており、作成工程の内容の方でも紹介した通り、リサイクルトナーとそれほど大きな違いがない事がわかります。リサイクルトナーについては、プール型のものと、リターン型のものがあります。

プール型のものは会社が回収したトナーを再組み立てしたものをある程度リザーブしておき、注文があった場合にこれを販売する、という仕組みです。
リターン型はクライアントから回収したものを利用して再組み立てを行い、これをそのまま販売する、というものです。

前者については注文後すぐに購入することができますが、後者については回収後2日から3日程度のブランクが開くことに注意しなければなりません。

作成の工程

ではまず、リサイクルトナーがどのような工程で作成されているのか、ということについて紹介します。まずはリサイクル元となる使用済みのトナーカートリッジが必要となります。リサイクルトナーの会社では回収業務も同時に行っていることが多く、自社で利用したものをそのままリサイクルしてもらう、ということも選択出来るようになっています。この場合、コストが安価になります。

次に、回収されてきたトナーカートリッジを分解します。分解時にちょっとしたミスをするだけでも利用不可能になってしまうため、慎重な作業が求められます。多くの場合は手作業ですその後、内部をクリーニングして綺麗な状態にします。その上でそれぞれのパーツに問題がないかどうかをチェックし、問題がある場合には取り除いてパーツの交換を行います。

後はこれにインクを充填し、パーツを組み直して印字テストをしたら完成ということになります。最終的な検品に合格したものだけがリサイクルトナーとして市場に再流通することになるわけです。こういった工程が取られていることもあり、性能は通常のトナーとリサイクルトナーとの間で大きな違いはありません。最終的な検品の質によって決まると考えて良いでしょう。

リサイクルトナー登場

「印刷」というのは人類史に残る発明です。活版印刷が発達したことによって、人類の文化や知識、学問というのは多いに進歩したと言われています。過去のことを私達が知ることが出来るのも、この印刷技術によるものと言って良いでしょう。現代において、印刷というのはさらに身近なものになりました。巨大な機械や、文字の組み換えの手間、あるいは版画の作成などは必要なく、パソコンと接続すれば二、三回のクリックで簡単に印刷が出来るようになりました。

ただ、このようになった現在においても、どうしても印刷において必要なものがあります。それがインクです。インクがなければ印刷を行うことは出来ません。最近ではプリンター自体が非常に安価になっており、相対的にこのインクが印刷における主たるコストとなっているわけです。

個人は勿論、特に企業においては印刷というのは日常的に必要になります。いかにインクのコストを抑えることが出来るのか、ということが会社全体の業績にも関わる問題となるわけです。かつては純正インクではなく、海賊版とも言えるようなインクが安価で出回っていましたが、最近では少なくなりました。その代わりとして登場しているのが「リサイクルトナー」と呼ばれるものです。文字通り、一度利用したインク・トナーを再利用することによって、新たに利用することが出来るようにし、コストを抑える、というものになります。最近ではリサイクルトナーにも一年保証期間を設けている企業サービスもありますので、品質はかなり向上していると言えるでしょう。それでは、このリサイクルトナーの品質と性能について紹介します。

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